PS初心者にオススメする選択ツールの基本的な使用方法

PSでの作業において、もっとも手間がかかる部分は
[任意の場所を正確に選択する]ことではないでしょうか?

キャストの表情にボカシを入れたり、ボディラインを滑らかにしたり…
そういった作業をするときに必要な手順として
[フィルターをかけたい部分を選択]⇒[効果を適用する]これが基本です。

適用したい効果は決まっているのに、範囲選択がうまくいかずにイライラした経験はありませんか?

四角形や丸形を組み合わせて選択したけど、「なんだかちょっと違うなぁ…」
PSの自動選択ツールを使ってみたけど、思ったように選択しなくてイライラ…

今回はPSに不慣れな人に向けての記事です。
できるだけ簡単に、ある程度の精度で、任意の領域を選択する方法をご紹介します。

 

①まずは選択ツールの種類を知ろう

▶長方形選択ツール・楕円形・一行・一列

左クリックをアイコン上で押しっぱなしにすると、その他の図形選択ツールが選択できます。
形が決まった部分を選択する時に使う事が多いので、余白の部分をカットしたり、必要な部分を切り抜く時に適していますね。

「この写真の胸より上を使うか~」「下の方カットしちゃえ」こんな用途ですね。

  


▶マグネット選択ツール・多角形・なげなわ

・マグネット選択ツールは直線や曲線が混在する複雑な領域を選択するのに適しています。
その反面、PSの操作そのものに慣れていないと思ったように選択する事が難しいかもしれません。
用途としてはボディラインを正確に選択して、細く(痩せる)する処理などで使う機会が多いです。

・多角形選択ツールは直線だけで構成された図形などを囲むのに適しています。

・なげなわツールは、ドラッグした線に沿って領域が選択されます。不規則な形でもマウスで正確にトレースできるなら簡単に領域が選択できます。直感的でわかりやすいのですが、人のボディライン等を正確に手作業で追うのは難しく、操作は簡単だけどトレースするのは難しいという相反する要素があります。


▶クイック選択ツール・自動選択

・クイック選択ツールはマウスドラッグした部分の色や形状に近似した領域が選択されます。
直感的な操作と、それをフォローするPSの認識機能が高い精度で同居しているツールです。
キャスト写真の修整等を目的にした選択ツールとしては[非常に使いやすい]です。

・自動選択ツールは文字通りマウスクリックした場所の近似色領域を自動で選択します。
初めて使う時は、「自動ってより適当じゃないか!使えないなぁ…」と思うかもしれませんが、オプション部分の[許容値]・[隣接]を適切に設定してあげることで、かなり使いやすくなります。
どちらかと言えば、自動選択のクリック一発で希望通りに選択する事を目的にするよりも、ある程度の精度で自動選択をさせる⇒クイック選択ツールで領域を調整するという使い方が適していると思います。

キャスト写真の修整で使いやすい選択ツールは?

それはクイック選択ツールです。

今回はキャスト写真の修整をする基本としてクイック選択ツールをオススメします。

PS熟練者であれば、その他の選択ツールを使っても希望通りの選択ができると思いますが…たくさんの選択ツールを組み合わせて精度の高い領域選択を行うのは、不慣れな人には若干ハードルが高いと思うのです。
それならば、まずはある程度の精度で簡単に選択できるクイック選択ツールを使いましょう。

今回は練習課題として、キャスト写真の顔部分にぼかし処理の手順をご紹介します。

①キャスト写真をPSに読み込む

PSを立ち上げて、作業する写真を読み込みます。


写真が表示されます。


②クイック選択ツールを選んでブラシを設定する

ツール群からクイック選択ツールをクリックします。


次はブラシの設定です。
今回はできるだけ簡単にという主旨なので…直径を1pxにするだけにしましょう。
その他の部分は画像と同じ数値にして作業します。


③ブラシを使って作業する領域を選択しよう

まずはクイック選択ツールを指定して、写真の顔部分を「こんな感じかな~」という気持ちでザックリと丸く囲んでみましょう。


髪の毛や周りの領域まで選択されているのでよくないですよね。
このままぼかし処理を適用すると髪の毛までぼやけてしまうので、顔のラインに合わせて修整しましょう。

上のオプション部分に  と  のボタンが並んでいます。

クイック選択ツールでは、この2つのボタンが重要です。それぞれの効果は…

 ⇒選択された部分を拡張するボタン。内から外に向けて使います。

 ⇒選択された部分を縮小するボタン。外から内に向けて使います。

今回の場合は、自分の指定したい範囲より領域が広がっているので…
 のボタンを押してブラシを切り替える⇒顔より広がった範囲を外から内になぞります。


画像では効果をわかりやすくするために、オーバーになぞりました。
  のボタンを切り替えて理想の範囲に近づけていきます。


髪の毛を含まずに、顔の輪郭を上手に選択する事ができました!

④ぼかし処理を適用してみよう

[フィルター]⇒[ぼかし]⇒[ガウス]を選択します。


ぼかし量を調整して適用します。


プレビューで確認しながら調整して[OK]をクリックして適用します。


おめでとうございます!ぼかし処理が適用されました!

今回のまとめ

PSを使う時に最初のハードルになるであろう選択範囲の指定に関して掘り下げてみました。
クイック選択ツールは簡単な要点を踏まえれば、簡単にある程度の精度で選択してくれます。

PSに苦手意識がある人には最初の一歩として、ぜひ使っていただきたい機能です。